当社は、理想の暮らしを想像するライフ・デベロッパーとして、
ESG推進による社会課題への対応を通じた
持続可能な社会の実現と持続的成長を目指しています。
開発事業本部 首都圏開発事業部 首都圏建築企画部
首都圏建築企画グループ 首都圏品質管理グループ 兼務
ESG推進グループ Eチーム スタッフ
2018年度入社
株式会社エスコンアセットマネジメント
財務管理部 兼務
ESG推進グループ Sチーム チーフ
2015年度入社
管理本部 総務部 東京総務グループ 兼務
ESG推進グループ Gチーム
健康文化醸成チーム チーフ
2019年度入社(中途)
私は現在、ESG推進グループのEチームのメンバーとして、「環境にやさしい不動産開発」を大目標に掲げ、「ZEH(ゼッチ※)マンション」開発に注力しています。政府の定めた基準よりもさらに上の断熱性能の向上や高効率設備の導入を実行して、より良い暮らしを実現することは、不動産開発を行う事業主としても、これからの日本エスコンの成長にとっても最重要項目です。当社では、ZEHマンションとして第一号案件の「レ・ジェイド大倉山」に続き、「レ・ジェイド八尾桜ヶ丘」「レ・ジェイド本川越 コエドテラス」を開発し、徐々に取り組みを加速させています。
※ ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅」です。
他にも、より高効率な省エネの実現に向けて、産学連携で東京理科大学との共同研究にも取り組んでいますよね。
はい。環境に配慮した分譲マンション開発を促進するために、社内だけではなく大学と知見を交えられるのは貴重な場ですし、我々には無い視点でさらに良い開発へつなげられると思っています。不動産開発にはコストの管理や技術の導入など、困難な場面は多々ありますけども、理想の具現化に向けてどちらのバランスも取れたものづくりに挑めるのは、日本エスコンらしいですよね。
2021年に中部電力の連結子会社になって以降、環境面への取り組みに変化があったと感じることはありますか。
中部電力グループシナジー効果として、中部電力、株式会社スプレッド、そして当社との3社共同で世界最大規模になる、完全人光型の自動化植物工場「テクノファーム」の建設を開始しました。中部電力のエネルギー管理のノウハウ、株式会社スプレッドの栽培技術と当社の不動産開発力を掛け合わせた、前例のない挑戦の真っ最中です。また、「第20回アジア競技大会選手村後利用事業」において、中部電力が代表法人を務める事業者グループの一員としてまちづくりを行っており、事業者グループが「建築物木材利用促進協定」を愛知県で初めて締結するなど、脱炭素に向けた取り組みを進めています。
私が所属しているSチームとも重なってきますが、当社の地域密着型商業施設ブランド『tonarie』シリーズなど地域コミュニティ形成に向けた商業施設の開発においても、省エネ性の高い設備に加え、導線内の緑化にも取り組んでいるので、Eチームの活動は日本エスコンのビジネスのコアとも言えますね。
植原さんの所属するSチームでの主な活動内容はどういったものですか。この数年の間で在宅勤務や時差出勤が導入されたり、直近では私の上司が育児休業取得に向けて動き出していたりと、様々な活動の結果が出ている印象があります。
そうですね。Sチームでは、先ほどの「tonarie」シリーズのほかにも、北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核としたまちづくりなど、不動産の開発・運営・管理を通じた地域コミュニティの創出やサポートにも取り組んでいます。また、社会貢献に資する取り組みとして、大阪大学の「癌免疫学」寄附講座設置や京都大学の「iPS細胞研究基金」への寄付、北海道北広島市への「企業版ふるさと納税」を活用した支援なども行っております。さらに、多様な人材の活躍推進に向けた、仕事と家庭の両立支援にも取り組んでいます。例えば、働きやすい環境づくりがテーマに挙げられますね。過労の防止として、毎月各部署での時間外労働時間をモニタリング。社長室室長への共有の上、各部署へのフィードバックを実施しています。それに加えて育児休業規定や介護休業規定の改正なども行いました。
働きやすい環境づくりは私の所属する健康文化醸成チームも同様のミッションですね。私たちも、月の残業時間合計による産業医面談受診を法令の基準よりも厳しく設定して、社員の健康チェック、働き方改革を推進しています。
そのような働きやすい環境づくりに向けた取り組みが、各チームで活発になっていると感じます。理想の実現に向けて社員一人ひとりがいきいきと働ける環境の整備は急務。また、商業施設「tonarie清和台」における認知症サポート事業の推進や認知症サポーター養成講座の実施など、活動の裾野を広げ続けているこの活動が、日本エスコンの成長にもつながるものだと思い、取り組んでいます。
働きやすさの向上という観点でいくと、健康文化醸成チームとGチームを兼務している奥田さんはどういった活動をされていますか。
働き方については、将来的な目線で残業時間合計以外にもメスを入れる計画を立てています。法令で定められている最低限の基準を満たしているからOKではなく、より社員の心身の健康に寄り添った、独自の基準を整備することを目指していますね。理想の具現化に向けて仕事に勤しむ傍ら、オフもしっかり取ってもらうために、会員制福利厚生サービス『ベネフィット・ステーション』に加入もしました。
Gチームとしての取り組みではどのようなことを行っていますか。
「エコアクション21」という環境への取り組みを促進するために環境省が策定した、環境経営システムを推進しております。具体的には、本社や各支店の電力使用量や社有使用による温室効果ガスの排出量、一般廃棄物、産業廃棄物を含むすべてのゴミの排出量をモニタリングして、その削減に向けて活動をしております。また、健康経営優良法人の認定取得に向けた取り組みも実施しようと動き始めました。
ものづくりを担う企業としては、自社で環境や働き方をどこまで考えられるかというのも重要ですよね。
そうだと思います。私自身、中途で日本エスコンに入社しましたが、ESGグループや健康文化醸成チームなどが率先して取り組みを進めていく体制は、まさにESG/SDGsへの対応が社会的に急務になっている状況にあっていると思っています。成長に貪欲な社員が多いからこそ、私たちの活動をもっと認知してもらい、より気軽に自然とESG活動を浸透させていきたいですね。
10年かけて日本を代表するデベロッパーへの成長を目指す日本エスコンにとって、社員の一人ひとりにESGへの意識を芽生えさせることが、私たちの具現化したい理想ですね。責任は重大ですが、ESGグループと健康文化醸成チームが実行して、未来の日本エスコンを創っていきましょう。
当社は、経営戦略の一つに、
『ESG推進による社会課題への対応』という
目標を掲げ、
事業活動を通じて
地域社会に貢献する必要があると考えています。
当社はこれまでにも環境への配慮や地域社会への貢献、
客観性・透明性のある
経営体制の構築に
取り組んできました。
分譲事業では、
環境に配慮したマンションづくりの促進として
ZEH-M(ゼッチ・マンション)の開発に取り組み、
商業開発事業では、地域の活性化を目指し、
地域密着型商業施設「tonarie」の開発を進めております。
また、中部電力のグループ企業として、
次世代型スマートハウス、
コネクティッドホーム等の共同研究の実施などを行い、
暮らしの環境エネルギー、AI等の活用による
次世代の街づくりにも
取り組んでいきたいと考えています。
一人一人がESGへの意識を高め、様々な事業を通じて
社会を取り巻く課題に的確に対応し、
継続して1つひとつ丁寧に、
これからも取り組んでまいります。
不動産デベロッパーとして、「ZEH -M(ゼッチ・マンション) 」の導入に取り組み、より環境に配慮したマンション開発を行っています。詳細はこちら
食の「安心・安全」に対する消費者ニーズの高まりや、少子高齢化による農業従事者の減少、異常気象の頻発による不安定な食糧供給といった社会課題の解決に向け、中部電力および株式会社スプレッドと共同で、世界最大規模となる1日10トンのレタスを生産できる完全人工光型の自動化植物工場「テクノファーム袋井」の建設に取り組んでいます。
DBJ Green Building認証やCASBEE不動産評価認証など、環境に配慮した不動産に送られる認証を、当社グループ開発・運営の商業施設が複数取得しています。
建築環境工学に力を入れている東京理科大学 高瀬幸造研究室との共同研究を進めています。
研究テーマ:「熱」・「省エネルギー」・「快適性」・「地球環境」
地域密着型商業施設(NSC)として、自社ブランド「tonarie」シリーズの開発、運営を全国各地で手掛けています。詳細はこちら
働く意欲のある女性の個性と能力が十分に発揮できる社会を実現するため施行された「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」をもとに、当社ではすべての人材が活躍できる職場づくりを目指すべく行動計画を策定しています。計画の内容はこちら
北海道日本ハムファイターズ新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」周辺のまちづくりや最寄り駅である「北広島」駅西口周辺の開発事業に参画しているほか、プロサッカーチーム「FC琉球」を運営する琉球フットボールクラブ株式会社への出資も行っています。ボールパーク構想における取り組みはこちら
がん免疫療法「WT1がんワクチン」「WT1がん予防ワクチン」の研究のための「杉山特任教授研究助成金」や、大阪大学「癌免疫学」寄附講座設置のための京都大学「iPS細胞研究基金」などへの寄附をはじめ、医療への貢献に取り組んでおります。
ステークホルダーから信頼される企業であり続けるため、コーポレートガバナンスの充実を重要な課題と認識しています。2022年10月には、コンプライアンス室を新設するなど体制の構築・強化を進めています。
組織横断的なリスク状況の監視及び全社的情報共有は、週1回開催する「リスク管理委員会」で行っています。リスク管理委員会では、コンプライアンスリスク、法的リスク、労務リスク、安全管理リスク他多岐にわたるリスクについてタイムリーな情報共有と対応方針の決定に努めています。
ハラスメントや差別の防止をテーマとした研修を実施する等、従業員はもとより、すべてのステークホルダーに対し、人権を尊重した事業活動に取り組んでいきます。